2015年1月アーカイブ

第14回 ジビエ忘年会を開催

 初めての猟果の記念にと、知人からプレゼントを貰った。美しい写真と、野鳥や獣の解体法、料理レシピが載った『料理人のためのジビエガイド~上手な選び方と加工・料理』(神谷英生 柴田書店)なる本である。プロ向きの実践的な内容で、いずれ獲れるようになったら購入したいと思っていたが、いただいた以上は役立てたい。

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 なぜなら、狩...

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第13回 川の猟は段取りが命

 12月後半、池に氷が張るようになると、鳥撃ちの主戦場は川になる。それに伴い、池で芽生えた自信のようなものはシュルシュルとしぼみ、空気銃を使って川で猟をするのは、射撃の上でも回収においても、池より数段難しいとわかってきた。昨年は川でしか猟をしなかったためにわからなかったことが、今年になって理解できるようになってきた。

 池は猟師に有利な場所だ。波がないか、あっても小さい。撃つ場...

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第12回 鴨キャッチャーを自作した

 長野市篠ノ井付近には、安定して鴨が入るスポットがいくつもある。

 そのひとつである明治橋のたもとを覗〔のぞ〕くと、ヒドリガモの群れがいた。マガモやカルガモ、コガモなどとともに、よく見かける鴨である。メスが茶褐色だが、オスは頭頂から額にかけてクリーム色のラインが入っているので見分けやすい。まだ食べたことはないが...。

 覗きにくい場所に固まっていて、近づけば逃げ...

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第11回 ヤマドリとキジを探して

 信州での代表的な鳥撃ちは、ぼくがやっている鴨、そしてヤマドリとキジだろう。鴨以外、空気銃のぼくには手の出ない相手なのだが、宮澤さんに同行し、ちょくちょく山に入っている。撃たなくても楽しく、たとえ発見できなくてもガッカリしない。それがヤマドリ猟、キジ猟なのだ。

 これらの猟は、猟犬を使って行うのが正統派。鴨などの水辺にいる鳥なら泳ぎのうまいレトリーバーが回収犬として活躍する。レ...

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