06年8月10日 水戸大会参加者による報告会
■長野大会へ課題探る 水戸大会参加者による報告会
06年7月に水戸市で開かれたNIE全国大会に参加した県内関係者らは8月10日、長野市の信濃毎日新聞社で「報告・検討会」を開いた。水戸大会で見聞した内容を確認し、2009年の長野での全国大会に向け課題を話し合った。
出席したのは、信濃教育会の宮本経祥事務局長と江沢啓二研究調査部長、県教委教学指導チームの岩下史弥、辻清隆両教育支援主事、NIEアドバイザーの木内清須坂高校定時制教頭と有賀久雄松本筑摩高校教諭、信濃毎日新聞社の猪股征一専務取締役、県NIE推進協議会の鯛中信彦コーディネーターと横内房寿事務局長の9人。
まず大会参加者が、それぞれ全体会の感想や分科会の印象を報告。初めて参加した人が多く、大会の規模や分科会の熱気に打たれた様子だった。
長野大会に向けての課題としては、▽指定校の授業を公開し、NIEを学内や地域に広げていったらどうか▽高校では新聞部の活動を活用できそう▽長野県では義務教育でのNIEの活性化が不可欠▽指定校の枠を広げ、実践報告発表会を拡充し、08年にはプレ大会を開く必要がある―といった提案が相次いだ。
信濃教育会の江沢部長は「来年度に向けNIEの研究調査委員会を設置したい。指定校や郡市の核となる学校の教員20人ほどで組織し、08年に長野大会の方向付けをし、09年に実践を進め、本番に備えたい」とした。
県教委の岩下主事も「来年度からの指定校は選定を早め、公募に重点を置きたい。教師研修にNIEを導入することも可能」と述べた。
※肩書き・名称などは発行当時のものです。
(2006年8月発行 ながのNIEだより第7号掲載)