NIEとはNewspaper In Education(教育に新聞を)の略。新聞を教材として教育に活用しようという運動です。

■NIE研究会設立を呼びかけ「輪を広げ情報交換」

 授業に新聞を活用したりNIEに関心のある教師らが情報交換の場を設け、仲間の輪を広げよう―と、「長野県NIE研究会」(仮称)設立の呼びかけが始まっています。
 発起人は県NIE推進協議会長の澁澤文隆信大教育学部教授、NIE実践校の校長を経験した小田切澄男飯山市泉台小学校長、信濃教育会NIE研究調査委員長の市川文夫更埴西中学校長、日本新聞教育文化財団NIEアドバイザーの木内清小諸商業高校教頭、有賀久雄松本筑摩高校教諭の5名。
 県内にはNIEに関係する組織として県推進協議会がありますが、構成メンバーは新聞・通信各社と教育関連団体、NIE実践指定校のそれぞれ代表者に限られています。信濃教育会NIE研究調査委員会も限られたメンバーです。
 一方で、県内には「NIE運動」に関係なく授業で新聞を活用しているケースが、小、中、高校のジャンルを問わず、数多いといいます。また、これまでNIEの実践教師として活動成果を残した先生方にも、同じ取り組みをしている先生方と情報交換をしながらさらにNIEの可能性を深めて生きたいという思いの方もいるようです。
 研究会は、こうした教師が気軽に連絡を取り合ったり情報交換の場とする計画。県推進協議会を通じてNIEの関連資料や研究資料が提供されるほか、各種セミナーや全国大会の開催情報が手に入ります。勉強会や情報交換会も予定しています。
 NIEに関心を持つ人なら、教師でなくともだれでも自由に参加できます。会費徴収は当面ありません。
 参加申し込みは、長野県NIE推進協議会事務局(信毎読者センター内)で取りまとめています。事務局へ電話かファクスでご連絡ください。

※肩書き・名称などは発行当時のものです。
(2007年6月発行 ながのNIEだより第9号掲載)