NIEとはNewspaper In Education(教育に新聞を)の略。新聞を教材として教育に活用しようという運動です。

2010年度のNIE実践校を募集します。

 長野県新聞活用教育(NIE)推進協議会は、県内の小中高校を対象に、2010年度から新聞を使って授業を行うNIEの実践校を募集します。※募集は締め切りました。

◆対象は長野県内の小、中、高で4校

 募集しているのは、小、中、高校で合わせて4校。県内では本年度、長小学校(上田市)、富草小学校(下伊那郡阿南町)、松川中学校(北安曇郡松川村)、富士見高原中学校(諏訪郡富士見町)、下諏訪向陽高校(諏訪郡下諏訪町)など13校が指定されています。NIE活動を全国的に進めている日本新聞教育文化財団が長野県に割り当てている実践校枠は9校ですが、本年度7月に長野市で開催されたNIE全国大会をきっかけに、奨励枠としてさらに4校が実践に取り組んでいます。

◆新聞を無料で提供 実践期間は原則2年

 実践校の指定は2年間連続して受けるのが原則で、その間に、同協議会に加盟している8紙が一定期間、購読料が全額補助されるほか、NIEに関する情報や資料の提供が受けられます。取材の仕方や記事の書き方、新聞の編集方法などについての講演や新聞社の出前授業も可能です。新聞は1年目は9月から、2年目は4月から購読することができます。期間は、校内で実践する教員が2人までの場合は各紙2カ月、3人以上なら各紙4カ月となります。。(→実践校について
 また、指定校は毎年度、公開授業を行うほか、年度末に実践報告書を提出していただきます。(→過去の実践報告書

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 NIEは、▽新聞を資料に使う▽新聞の成り立ちや新聞記者の仕事を知る▽新聞を作る−といった授業を通して、本年度から移行措置が始まった新学習指導要領が求めている「生きる力」の育成にもつながるとされています。さらに、新聞記事を読むことで、児童・生徒の社会への関心が高まります。
 実践校の応募や問い合わせは、県NIE推進協議会事務局(電話026・236・3215 ファクス026・236・3096)へ。